あるじの今週のひと言!
2004年3月分

3月28日
「負けない気持ち」
 よく言われる事なのですが、「埼玉屋さんは場所がもう少し良ければいい商売に成るのにねぇ。品物は群を抜いて良いのだから・・・」確かに当店は駅から歩いて10分程の所、人の流れうんぬんなどは考えるまでに至らぬ所に有ります。以前は駅前の商店街に販売店を設けようかと考えた事が有りますが、それでは埼玉屋流にならぬと思いその考えを消してしまいました。確かに、立地条件の良い所で、今風のお洒落なラッピングを豆腐に纏わせれば、沢山のお客様の心をくすぐります。その上、「有機」「無農薬」「名水」「○×にがり」などのレッテルをつければ豆腐も高いお値段で売りさばく事ができるのでは、と思います。でも、しかし、それが本当に埼玉屋にとって、自分にとって良い事なのか。その位の事は、既にある程度他の人が成功を収めています。しかも自分の理念の一つである「毎日の食卓にあがる美味しい豆腐造り」、これに背いてしまうのでは・・・。私にも金銭欲は有ります。ですがそれは、自分の理念を差し置いてまで欲しい物では有りません。と、その時ここで自分の考えを軌道修正しました。立地条件が悪いのなら、それに負けない美味しい豆腐を造ろう。魅力有る豆腐を生もう。わざわざご足労を頂けるだけの豆腐をこの手で。また、インタ−ネット通販でも、送料、手数料等をお支払い頂いても、それに見合う価値の有る豆腐を手掛ければそれなりの販売は出来るはず。こう考えを持って行きますと「負けない気持ち」に拍車が掛かり「豆腐を造る気持ち」に、より一層の気合が込められてきました。埼玉屋流はこの場所で生き続けてこそ、それが私の豆腐造りのパワ−の、気合の源に成る事に気が付きました。

 「負けない気持ち」を皆様は持ち続けていらっしゃるでしょうか?勝つ事が全てでは有りませんし結果などむしろどうでも良い事なのです。この気持ちを持ち続けることこそ、それを私は誇りに思っております。

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3月21日
3/18に続く第二弾です。又しても手抜きなのですが来週こそは必ず!

あれは十五の春だった・・・・
彼女は春風になびくロングヘア−、薄紫を漂わせるような香りの人だった。
僕は彼女によせる思いが募り過ぎてそれがかえって重荷になり自分自身を見失う日々が続いてしまった・・・・・

これではいけない!自分の気持ちを素直に彼女に伝えなくては。
そうすればきっとわかってくれるはず。
万が一わかってもらえなくてもそれ相応の決着がつくはずだ。
よし、明日こそは僕の気持ちを素直に彼女に伝えよう!


次の日・・・・・
彼女が一人になるのを待ち構え僕は勇気を奮って告白した。
「僕と付き合って下さい!」
そう言うや否や、彼女はカバンからいきなり木刀を取り出し僕の事をその木刀で突き出してきた。
彼女は大声で「つきー、つきー」
僕のあばらが一本折れた。
その夜僕は考えた。
「明日は僕と交際して下さいと言ってみよう。」


そして又次の日・・・・・
僕は全ての勇気をかき集めて彼女に2回目の告白をした。
「僕と交際してください!」

彼女は冷静をよそおい、そっとカバンに手をやり木刀を2本取り出した。
それを交差にかまえ、僕に襲い掛かって来ました。
「ぎええええ〜〜〜〜」
全身打撲・・・・・
その夜僕は病院のベットの上にいた。
よくよく考えたのだが絶対に彼女が僕の事を嫌いなわけが無い。
「付き合って下さい」とか「交際して下さい」と言ったのを彼女が聞き間違えて、もしくは素直に対応しきれないくらいの恥ずかしかり屋なのでああいう態度に出たのだろう。
それから僕は一生懸命どう彼女に接すれば良いかを考えた。
星空を見つめている内にひらめいた!明日は「僕とデ−トして下さい!」と言おう。
「デ−ト」なら聞き間違えでも「毛糸」とか「デ−タ」だろう。良し、良し、大丈夫だ。O〜K〜へへへ。
やっぱり教訓は活かさないとね!


そしてまた次の日僕は彼女に3回目の告白をした。
「僕とデ−トして下さい!」
彼女はそっと軽い笑みを浮かべまたもやカバンから木刀を取り出しそれを上段に構え僕に襲い掛かってきた。

ぼくとうで、とおお〜〜!



3月18日
せっかく訪れて頂いているお客様に大変申し訳有りませんが、たいしたネタが思いつかず今月は更新が遅れております。で、以前Terry さんのHPに投稿したペパ−ミントギャグを掲載します。(2001.3.6)

学生時代に友人宅Kのアパ−トに泊まった時の話をします。

夜も8時を過ぎ、私は空腹に耐え切れなくなりKに夕飯の催促をした。
「おいっ、K めしはどうすんだよ−!」
テレビに夢中のKはジャ−を指差し、そこだよとアピ−ルするしぐさをとった。
仕方がないので私はジャ−まで歩みより、蓋を開けた。
中には茶飯みたいな色に変色したご飯が一握り・・・・
空腹による腹立たしさと、Kの傲慢な態度に腹を立てた私は大声で怒鳴った。
「K、おかずは!」
するとKはおもむろに立ち上がり、本棚から一本のビデオを私に差し出した。

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